NASサーバから手術動画をCmosy Medicalに移行。医療技術を向上させる手術動画の活用方法は?

医療法人財団岩井医療財団様が手術動画をクラウド上に保管するためにCmosy Medicalを導入しました。Cmosy Medicalの導入について、稲波脊椎・関節病院 院長補佐の金子 剛士様(写真左)、IT・広報部の古川 幸治様(写真右)にお話を伺いました。

貴社のご紹介をお願いします

当財団は東京の品川に稲波脊椎・関節病院を江戸川区に岩井整形外科内科病院、岩井FESSクリニックと2病院1クリニックを開院しております。それぞれの病院、クリニックとも脊椎疾患に特化した専門病院で稲波脊椎・関節病院ではさらにスポーツ整形として膝関節やアキレス腱に対する治療も行っております。当財団での脊椎内視鏡下手術実績は2018年で2,518件実施しており、国内で行われる脊椎内視鏡下手術の1割強を実施していることになります。
(参考URL:https://www.iwai.com/inanami-sekitsui/about/jisseki.php

Cmosy Medical を検討したきっかけを教えて下さい

当院では、手術動画をNASサーバで管理をしていました。手術動画は大容量のため、すぐに容量が上限に達してしまいます。そのたびにNASサーバを新規で購入する運用を行っていました。データ破損のリスク等を考えると、大容量データを長期保管できる設備投資が必要でした。そこで長期的に大容量データの保存が可能な数社に絞って検討を開始しました。

Cmosy Medical 導入のポイントを教えて下さい

他のストレージと比較検討した結果コスト・利便性・拡張性を高く評価しCmosy Medicalを採用

最終的にはLTO(オンプレ)とCmosy Medical(クラウド)に絞って比較検討しました。検討した結果を表-1にまとめました。


表-1 LTOとCmosy Medical比較表

コスト

LTOとCmsoy Medicalではコストがどのくらい違うのか比較しました。 LTOは低コストで大容量ファイルを長期保管することに優れているが、初期投資費用・保守費用などが発生します。 Cmosy Medicalはユーザ数による定額課金で、容量無制限に手術動画を保存できます。1ユーザあたり5,000円/月程度なので、運用コストも非常に抑えることができます。半永久的に手術動画を残して置くことができるCmsoy Medicalのほうがコストメリットがあると判断しました。


利便性

手術動画はアーカイブとして保存するだけでなく、メタ情報と紐付けて取り出せる必要があります。使い勝手について比較をしました。 LTOは、手術動画を取り出すのに時間がかかってしまいます。また院内にいないと手術動画を取り出すことができません。アーカイブ専用として作られているため、共有する機能は弱く感じました。 Cmosy Medicalはアーカイブから共有機能まで充実していました。ただ手術動画を保管するだけでなく、細かな権限管理をすることによって、セキュリティを維持した状態で手術動画を端末に依存せずにWebブラウザで視聴することができます。


拡張性

当院では手術動画をただ貯めるだけでなく、将来的には機械学習の活用も視野に入れて検討を行いました。 LTOでは、機械学習をする場合、都度設備投資が必要となります。失敗した場合も設備を残し続けなければ行けないので、慎重に検討しながら進めていく必要があります。 Cmosy Medicalでは、機械学習をする場合、必要なリソースをすぐに調達することができます。また、思ったような成果が出なくても、使った分の従量課金となるため、トライ&エラーをしながら進めていくことができます。


また、手術動画をクラウド上で保管している病院はまだ多くはありません。セキュリティとして問題がないかどうかの確認は慎重に行いました。セキュリティに関する懸念事項はGoogle、吉積情報のサポートによって解消することができました。Google Cloud のセキュリティ情報はホワイトペーパーにまとめてあります。ドキュメントにまとめられていますが、GoogleやGoogle Cloudを専門に扱っているベンダーに相談すると早く解消することができると思います。

NASサーバからの移行について教えて下さい

過去の手術動画の管理をどうするのかも課題としてありました。当初は既存環境はそのまま維持して運用を続ける予定でした。しかし、経年劣化でどんどん破損していきますので、長い時間放置することはできませんでした。こちらに関しては、Cmosy Transferという移行用のツールを利用することで解決することができました。Cmosy Transferでは、NASサーバに保存してある手術動画をまとめてCmosy Medicalに移行することができます。

Cmosy Medicalの活用方法を教えて下さい

医療技術向上のために、手術動画を貴重な資産としてアーカイブします

当院では医療技術の向上として手術動画を活用しています。基本的には手術をたくさん行うと個人の医療技術は向上します。ただ手術の経験値を上げるだけではなく、これまで行ってきた手術の内容を細かく分析し理解を深めて、共有していくことが医療技術の向上として重要だと考えています。


日本全体の医療技術の向上に繋がるプラットフォームとして展開していきます

当院では医療技術の習得を目的に全国から医師が集まってきます。研修期間中は最新の医療技術を勉強できる環境があるので問題はありませんが、研修が終わり、当院を離れてしまうと最新の医療技術を共有することができなくなります。そのため、医療技術を最新の状態に維持することできず、少しずつ品質が落ちていく問題がありました。当院では研修で底上げした医療技術を高く維持していただきたいと考えております。Cmosy Medicalを手術動画管理システムのプラットフォームとして活用し、研修終了後も希望する医師にはアカウントを発行し、最新の医療技術を共有できる環境の整備を計画しています。


セカンドオピニオン外来としても活用

当院では、セカンドオピニオン外来として全国から患者が訪れます。特に地方に関しては交通費だけで高額になってしまうため、気軽に受診することが難しいです。そこで、地方からも気軽に診察を受けられるようにオンライン診療をはじめました。オンライン診療の課題としては、事前にMRIの画像などを郵送で受け取る必要があります。(大容量のためメールで受け取ることができません)Cmosy Medicalの集荷便の機能では、Webブラウザ経由で簡単にMRI画像を受領することができます。

今後の展開について

当院の理念として、『情報を積極的に活用・開示して医療の質を向上させます』という一文があります。積極的に最新の医療技術を公開することによって日本全体の医療技術の向上に貢献していきたいと考えております。そのためにはCmosy Medicalのようなプラットフォームとなるようなシステムは必要不可欠となります。

会社概要


医療法人財団 岩井医療財団様

© Yoshidumi, Inc. All Rights Reserved.
Cmosyは吉積情報株式会社の登録商標です。
STORM(R)は、株式会社TBSテレビの商標です。
Google 、 Google Cloud 、 Google Cloud Platform 、G Suite 、YouTube 、GMail 、Google Maps は、Google LLC の登録商標または商標です。